昔から、人と話すことが好きで、人を笑顔にできる仕事がしたいと考えていました。学生の頃、親戚の結婚式に何度か出席しましたが、いつもそこには笑顔があふれていて、こんな楽しそうな場所で仕事をしたいと思ってブライダル業界に進みました。平安閣は、単に挙式のお手伝いをするだけでなく、一歩ふみこんで、その方たちとの「絆」づくりを大切にしている姿勢がとても魅力的で、こんな環境で仕事をしたいと思って応募しました。
プランニングで最も気をつけるのは、お客様との距離感。近すぎず遠すぎず、そのお客様にとって最適な距離感を見つけるために、お客様のことをお聞きするだけでなく、自分の話を開示して距離を縮めることもあります。なかなか奥が深い仕事なんですよ。
これまで多くのお客様の式を担当させていただきました。その中で、自分の成長とともに、お客様に提案する時の視点が広がったことを感じています。
たとえば、以前は「お二人が楽しいこと」だけを考えて企画をしていました。でも最近は「ゲストやご両親にとって楽しいこと」という視点で考え、イベントを詰め込むよりも久しぶりに会ったゲストがゆったり話をしたり、家族で写真を撮ったりする時間を設けましょうという提案をするようになりました。この仕事は、自分の人間としての成長とともに、プランナーとしても成長できる仕事なのだと思います。
これまでに何度か、披露宴の最中に新郎新婦から私にサプライズのプレゼントをいただきました。プレゼントは嬉しいのですが、それよりも裏方の私のために貴重な時間をいただくことを申し訳なく思います。でも、こうして私を笑顔にしようと計画してくれたと思うと、涙が出るほど嬉しくて、これからもこの仕事をもっと頑張ろうと思えます。