引越しのご挨拶
お世話になった方へのお礼
引越しをしていくときには、隣近所・管理人などに今までお世話になったご挨拶をします。おつきあいの程度にもよりますが、お礼の品として紅茶、コーヒー、クッキー、石けんなど後に残らないものを持参するとよいでしょう。表書きは「御礼」とします。
せんべつをいただいた場合、特にお返しの必要はありませんが、引越し先に落ち着いたら報告を兼ねて礼状を出します。
遠方への引越しであれば、その土地の名産品を添えて送ると丁寧です。
転居先での挨拶周り
引越し先への挨拶はできるだけ早めに。可能であれば前日までにしておくと、引越し作業当日の時の騒音など、あらかじめお伝えすることができます。挨 拶をして顔を知っていれば、少々うるさい程度でしたら寛容にみていただけるものです。遠方の場合は下見や下準備の段階でしておいてもよいでしょう。
ご挨拶の範囲は、住宅では普段顔を合わせる同じ階の方と、生活音が響きやすい上下階の方、管理人が一般的です。一戸建てでは両隣と道をはさんだお向かいの両隣三軒、町内会長の家を周ります。
昔は引越しそばといって、「あなたのそばにきました」「ご縁がつながりますように」という意味で、そばやそば屋の食事引換券を渡す習慣もありましたが、時代とともに薄れてきているようです。
タオル、洗剤などの日常品やお菓子など、受け取る側が負担にならないようなものを用意します。「御挨拶」と表書きした熨斗紙をつけたり、名前を書いたカードを添えたりして、自分の姓名がはっきりわかるような形で持っていくとよいでしょう。
また管理人には、ご挨拶に伺った際にそのマンションの規約や日常生活の決まりを教えてもらいます。
社宅の場合は、先住の人に挨拶周りの順番、住宅の決まりなどを教えてもらうとよいでしょう。
転居通知の発送
引っ越してから1ヶ月以内を目安に転居通知のはがきを出します。転居先の住所で読みにくい地名にはフリガナをふるとよいでしょう。さらに最寄駅からの簡単な地図を入れておくと親切です。