平安会館 東海荒尾斎場の田尻です
暖かい春の陽射しが降り注ぐ五月のひと日…
家族のために尽くしてくれた一家の大黒柱だったご主人の葬儀が執り行われました
通夜式では、寺院様と一緒にお経を唱和されていらっしゃった親族の皆様…
「故人様のために、気持ちを込めて唱えて差し上げて」とお寺様
正確さなどではなく気持ちが大切とお話されていました
式の後、皆様は故人様のもとへ…
「穏やかな表情だ」
「おじいちゃんらしい表情ですね」
と故人様を想う温かい言葉が聞こえて参ります
「三人の子どもを育て上げ、二人の孫を可愛がってくれました。皆が幸せに暮らせるのも、夫が家族のために尽くしてくれたおかげです。」と奥様…
誰とでも心の垣根を作ることはなかった故人様は、愛嬌が良く人付き合いのいい人だったそうです
元気でいらした頃は、馴染みの喫茶店でコーヒーを嗜むことが日課だった故人様
お話を伺うと、普段足を運ばれていた喫茶店は2店舗あったそうです
1軒目では勿論モーニング、そして日中は図書館など様々な場所へお出掛けされ、家路に帰る前に2軒目の喫茶店へ行かれたとのことでした
最後はコーヒーでお別れを…
大好きだったコーヒーはあちらでも飲んでいただけるよう紙コップに注ぎお柩の中へ納めていただきました
彼の地でもお気に入りの喫茶店を見つけられることを願って、旅路を見送りたいと存じます…
お疲れ様でございました
ご家族、親戚の皆様ご自愛ください
東海荒尾斎場スタッフ一同(写真左:田中 右:田尻)