こんにちは。昭和川名斎場館長の佐々木です。
先日のお葬式のことです。
故人様の趣味は絵を描くこととお聞きしましたので式場入口にお飾りしました。
それからハーモニカを演奏すること。
好物は落花生やあられとお聞きしましたので祭壇にもお飾りしました。
ご親族様は続けて「乾麺のうどん」と言われたところで涙を流されました。
いろいろな想い出が浮かんでしまわれたと想い、それ以上お話を伺うことを避けました。
この話をスタッフで話し合いました。
ここからは、この話に賛同した宿直係の金森さんのお話をご紹介します。
なんとか故人様の好物を用意したいと
まず、葬儀開式直後からうどんを茹で始めました。
お好きだったうどんの具は一体なんであったのか。
考えられる範囲の具材を用意しました。
お経が終わり、故人様とのお別れの最中に、親族様へ具材をお聞きしました。その内容はインカムですぐに金森さんへ連絡、具をトッピングしてくれました。
こうして準備されたうどんを提供した際、お客様から「今伝えたのに、魔法みたい」とのお言葉を頂戴することができました。
お客様のご要望にいち早く対応する縁の下の力持ちのご紹介でした。