吹く風も秋めいて、夏の終わりを感じる9月のひと日。
満91歳にて静かに尊いご生涯の幕を降ろされましたお母様のご葬儀が執り行われました。
平安会館 浄心斎場の酒井と申します。
全てを温かく包み込んでくれる優しいお母様。
三人のお子様を育てながらも、仕事に炊事、洗濯など、休む間もなく動き回っていたお姿。
瞼を閉じれば甦って参ります。
息子様方のお気持ちで、遺影のお写真の周りは美しいお花で彩られました。
まるで、お花畑で微笑んでいるようです。
祭壇のお近くにもたくさんのお花や果物が飾られました。
喪主は長男様が務められ、喪主様よりお話を伺った特別な文面のお礼状には、たくさんの想い出が綴られていました。
負けず嫌いで人一倍頑張っていらっしゃったこと。
趣味の洋裁で、愛らしいぬいぐるみを作られたり、ご自分の洋服を直されたこと。
ドライブに一緒に出かけたことなど、
全てがかけがえのない大切な思い出であり、
共に過ごした日々は今でもきらきらと輝く宝物です。
ご家族の皆様の感謝の念、尊敬の念が込められた合掌。
皆様のお気持ちは彼の地へ向かわれるお母様へと必ず届いている事と存じます。
大切なお母様と過ごす最期の一夜。
この時間もかけがえのない思い出の1ページになることでしょう。
喪主様、ご家族の皆様へ。
お疲れが出ませんように、お身体ご自愛下さいませ。
お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
平安会館 浄心斎場スタッフ一同