昭和川名斎場の鈴木です。
奥様のご葬式でした。
遺影写真は大阪万博の頃、お撮りになったものを使われました。
「夫婦で昔行ったんだよ。」と、お話をお聞かせ頂きました。
近所や友人など、お付き合いはないそうです。
親戚縁者も今はどこにいるのかも分かりませんと仰られました。
それでも、二人で支えあって暮らしてみえたそうです。
趣味は読書。
旦那様が何をしていても、隣で静かに本を読んでいたそうです。
愛読書を2冊祭壇に飾りました。
お一人で送ることへ旦那様は少々寂しいお気持ちになってみえました。
しかし、お世話になったヘルパーさんがお別れに来てくれ一緒にお花を手向けて頂きました。
最愛の奥様を送るという辛さと、
夫として最後のつとめを果たさねばという使命感を喪主様から強く感じました。
その想いを強く感じるほど、ご夫婦の絆の深さを感じたお葬式でした。