空の高さに、深まりゆく秋を感じるようになりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

平安会館　大府斎場　大森でございます。

ここ大府斎場にてひとつのご葬儀が執り行われました。

ご親族様の想いが込められた式場には
多くの想い出の品が飾られました。

几帳面で何事もきちんとこなされていた故人様。
家事にも手を抜くことなく、皆様の暮らしを支えていたそう・・・。

手先も器用で、忙しい合間をぬって
セーターやベストをご家族に編んでいたそうです。

「きっとこれからも妻の愛情が私の身体と心を包み
あたためてくれるでしょう」
と喪主様も涙ながらに語られました。

照れくささもあって、奥様を褒めることなどめったになかった喪主様。
それでも、胸の中ではいつも故人様への感謝の気持ちで溢れていたそうです。

喪主様お参りの風景から、感謝の気持ちが伝わってきました。

お寺様のお勤め・・・・

皆様真剣なまなざしでお寺様を見つめ
また皆様で合掌し、故人様のご冥福をお祈りされておりました。

火葬場から戻られお食事を召し上がられるとき
出てきた茶碗蒸しを故人様のお写真の前にお供えされました。
「妻が昔よく作ってくれたんだよ」
喪主様がお話されました。

奥様が作られた茶碗蒸しにはかなわぬものの
それでも茶碗蒸しを召し上がりながら
少しでも奥様のことを思い出していただけて
感無量でした。

ご葬儀のお手伝いをさせていただき
本当に感謝しています。
大府斎場スタッフ一同　
心より故人様のご冥福をお祈りしています。

(写真左端：小島　　　右端：大森）