平安会館 有松斎場 渡井です。
日、一日と春の鼓動が高まり、
桜の花も咲き始めた3月のひと日
大切なお母様のお葬儀をお手伝いしました。
大正の時代にお生まれになられたお母様
大正、昭和、平成と長き歩みを進められ
その中で出会った良きご縁の
たくさんの方々にお見送りされての葬儀でした。
ご主人が旅立たれてから
息子様を女手一つで育てられ、
仕事をしながら、
家事や育児に精を出されいらっしゃいました。
「 今、考えてみても、いつ休んでいたのか分からない
働きづめで、私を守り育ててくれたことにどれほど感謝しても足りません。
母は父であり、母でした。
母は、自分の妹に あんたが一番
家を建てて、仏壇を買って、お墓を建てて と言われたこともあったそうです。
これからも母の生活の知恵、教えを守っていきます。 」
喪主様である息子様がお話して下さいました。
72歳でお仕事を引退されてからは
のんびりとテレビや歌番組を見られながら昔を懐かしんだり、
お孫様やひ孫様の成長を誰よりも楽しみに…
お孫様の結婚式の際には心から喜ばれ、
家に会いに来るお孫様達を笑顔で迎えて下さったそうです。
ご遺影に使われている 優しい笑顔のお写真も、
お孫様の結婚式のお写真でした。
お別れの際には
ご親族、お孫様、ひ孫様に折って頂いた折り紙や
お気持ちのこもったお手紙を胸元に手向けて頂きました。
最後のお飲み物は
お好きだったミルクとお砂糖入りの珈琲をプレゼント致しました。
たくさんの感謝の気持ちにあふれた中でのお見送りでした。
ご家族の皆様、大変お疲れ様でございました。
お母様のご冥福を心よりお祈り致します。
有松斎場 スタッフ一同
【 写真 上段左:福山 上段右:渡井 】