平安会館 有松斎場 渡井です。
虫の音が 草むらから聞こえてくる 夏の終わり
大切な奥様の葬儀が執り行われました。
とても家族想い、そして心の強い方でした。
満67歳の御生涯
お寺様からは
“ 幸室恵照信女 ”と新しいお名前を頂きました。
昨年末より体調を崩され、症例の少ない病と闘い続けた奥様
“ 生きたい ”という一心で大きな手術も乗り越えられました。
我慢強く、決して弱音を吐くことはなかったそうです。
治療のために余震の続く佐賀で1ヶ月ほど過ごした事も
療養を終えた翌日には、少し足を延ばして長崎まで
杖をつきながら坂を登り、異国の香りが残る町並みを楽しみ
帰る途中には出雲や松江にも立ち寄られたそうです。
家族との時間をとても大切にされ、
精一杯頑張って下さった事にご家族から感謝のお言葉が絶えず溢れていらっしゃいました。
皆様のお気持ちが込められた花々を一輪ずつ手向けていただいての最後のお別れの時間
よく飲まれていた珈琲をプレゼント
面影を偲ぶほどに、
別れの切なさが募りますが、大空の彼方で自由に羽ばたいていてほしいと願いをこめて…
ご出棺の際にも
たくさんの方々がお見送りをして下さいました。
皆様が故人様の為に出来ること…
それは日々を元気に笑顔でお過ごしいただくことではないでしょうか。
ご無理だけはされないよう、どうぞご自愛くださいませ。
お疲れ様でございました。
有松斎場スタッフ一同
心より奥様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
【 写真左:福山 写真右:渡井 】