こんばんは、平安会館 昭和川名斎場の小縣です。
本日お手伝いしたお葬式のお話です。
故人様は86歳になるお母様でした。
「亡き人を偲ぶお式にしよう」と
いろいろお話をしたところ、長女様がいろんなことを教えてくれました。
こちらは女学校時代のお写真です。でも、昔からずっと肌身離さず持ち歩いていたものではないそうです。
昔の写真を復元したものでした。
戦争をはじめ、激動の時代を過ごされてきたお母様。
ものを大事にする方ではあったものの、空襲や台風などによって自分の想い出の詰まった宝物が…。
最近のIT技術のおかげで復元された昔のお写真をみては想い出を振り返っていたそうです。
こちらは絵手紙です。
もちろんお母様の作品です。
でも長女様は手紙として貰ったことはないそうです。
『「最近こういうの作っているんだよ」と言っては、
よく見せられました』と仰って眺めてみえました。
「青春18切符」などを利用して、あちこちを旅されるのも楽しみの一つだったそうです。
趣味はほかにも手話など。
いろんなことに挑戦してきたお母様。
いつも名古屋に出かけると一息つこうと、
抹茶を飲みに誘ってくれたお母様。
どうか、安らかに。