平安会館 大府斎場の田尻と申します
暑さも和らぎ、街の木々も次第に秋色に染まりつつある長月のひと日…
良き母であり、良きお祖母ちゃんでいらした尊き女性の式が執り行われました
凛とした表情の昭子様、祭壇中央からは駆けつけて下さった皆様を温かく見守って下さっています
お寺様からは、生前に賜った法名のお話をうかがうことができました…
仏様のお弟子様になって生まれる、それが往生ということ
そのときに名前がいる、それが法名だと…
『 慈 敬 院 釈 尼 昭 栄 』
(じけいいんしゃくにしょうえい)
慈悲の心、敬う方、それが昭子なのだと…
昭子様が寂しくないようにと、クマやネコのぬいぐるみたちを傍にと納棺の際に手向けていただきました…
「愛用の着物を本当に着せてもらえるなんて驚きました」と喪主様がお話して下さいました
よりお綺麗になられた昭子様と対面されて、ご家族もご親族の皆様も「良かったね」と声を掛け合っていらっしゃいましたね
通夜式が落ち着くと、皆様と一緒に集合写真を…
「おばあちゃんが見えるようにしなきゃね」
「もうちょっと左に寄って」「いやいや、右だよ」
そんなやりとりが聞こえてきました
きっと穏やかな時間を過ごすことができたのではないでしょうか
〔写真後列左:田尻〕
葬儀式も厳かに執り行われ、いよいよお別れのときでございます…
「女性だからたくさんの花を入れてあげたい」
「華やかにしてあげなければね」
昭子様を思いやるお言葉が鮮やかな花々とともに手向けられます
柩の蓋を閉じる瞬間。
「お母さん、立派に育ててくれて本当に感謝です」
「お疲れ様でした、お祖母ちゃん。ゆっくり休んで…」
「ひいおばあちゃん、ありがとう」
皆様の感謝の想いが伝わって参りました。
初七日法要まで無事に執り行えたのも皆様のお力添えがあったからこそでございます
お疲れ様でございました、どうぞご自愛下さい…
大府斎場スタッフ一同